Q乙類焼酎が体にいいってほんとうですか?
A.焼酎が優れた健康効果があるというのは本当です!
乙類焼酎と赤ワイン(フルボディー)をのんでいただいた後、血液中の「血しょうプラスタミン濃度」(血柱溶解能力)を計測しました。以下のように、飲酒後の上昇値は乙類焼酎が驚くほど高いものでした。
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飲酒前
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飲酒後
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上昇値
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単式蒸留焼酎
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98,24
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121,90
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23,66
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連続式蒸留焼酎
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93,12
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95,04
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1,92
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赤ワイン
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94,76
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105,93
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11,17
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「血しょうプラスタミン濃度」とは・・・
心筋梗塞・脳梗塞・虚血性心疾患(血が固まる病気)を防ぐ血柱溶解能力があるもので、乙類焼酎にはこの
「血しょうプラスタミン濃度」を高める効果がある事がわかります。
赤ワイン(ポリフェノール)にも同様の効果が有ると言われていますが、赤ワインは血柱を作りにくくするもので
連続式蒸留焼酎は出来た血柱を溶かす効果があるといえます。
また、お酒の飲めない人は沸騰させてアルコール分をとばしたものを飲んで実験しましたが、結果は変わりませんでした。単式蒸留焼酎を一日わずか30ml採取するだけで充分な効果があるといわれています。
病気の予防効果
カロリーのとりすぎは美容と健康の大敵。酒のカロリーが気になるのも致し方ありません。純粋なアルコールは1グラムあたり7Kcalありますが、酒のカロリーは糖分や脂肪、蛋白質などの他のエネルギー源と異なり、その3割がただちに体温上昇などに消費され、実際のカロリーは5Kcal程度といわれます。
たとえばアルコール度15%の酒1合には、アルコールのカロリーとして180ml×0.15(アルコール度)×0.789(アルコールの比重)×5Kcal=106Kcalあり、これが醸造酒のように糖分等を含めば、これにそのカロリーが加わることになります。たとえば糖分が5%含まれれば、180ml×0.05×4Kcal=36Kcalが上乗せされ、142Kcalということになります。本格焼酎・泡盛は蒸留酒ですから、糖分等は含まれず、ほとんどのエネルギーがアルコール由来です
蒸留酒はアルコール度が高いのでカロリーが高いように思われがちですが、 実際は同量のアルコールを飲酒するときもっともカロリーの少ない酒ということになります。 たとえば25度の本格焼酎をお湯で1:1(ゴーゴー)に割ったものを1合飲む時を考えてみましょう。この時のカロリーは180ml×0.125×0.789×5=88Kcalとなります。これは飯の60g(茶わんおよそ半分)に相当するカロリーです。
ただし、これはあくまで本格焼酎を水やお湯で割った場合のことで、清涼飲料水等で割ればすぐに30〜50Kcalが上乗せされますので、カロリーが気になる人は要注意です。 また、いくら低カロリーの酒でも、多く飲めばそれだけカロリーをとることになるではいうまでもありません。そしてアルコールには食欲増進の作用もあるので、肴はなるべく栄養補給に役だつもので、かつカロリーの少ないものを選ぶようにしましょう。
本格焼酎・泡盛は低カロリー
カロリーのとりすぎは美容と健康の大敵。酒のカロリーが気になるのも致し方ありません。純粋なアルコールは
1グラムあたり7Kcalありますが、酒のカロリーは糖分や脂肪、蛋白質などの他のエネルギー源と異なり、その3割がただちに体温上昇などに消費され、実際のカロリーは5Kcal程度といわれます。
たとえばアルコール度15%の酒1合には、アルコールのカロリーとして180ml×0.15(アルコール度)×0.789(アルコールの比重)×5Kcal=106Kcalあり、これが醸造酒のように 糖分等を含めば、これにそのカロリーが加わることになります。たとえば糖分が5%含まれれば、180ml×0.05×4Kcal=36Kcalが上乗せされ、142Kcalということになります。
本格焼酎・泡盛は蒸留酒ですから、糖分等は含まれず、ほとんどのエネルギーがアルコール由来です。蒸留酒はアルコール度が高いのでカロリーが高いように思われがちですが、
実際は同量のアルコールを飲酒するときもっともカロリーの少ない酒ということになります。 たとえば25度の本格焼酎をお湯で1:1(ゴーゴー)に割ったものを1合飲む時を考えてみましょう。この時のカロリーは180ml×0.125×0.789×5=88Kcalとなります。これは飯の60g(茶わんおよそ半分)に相当するカロリーです。
ただし、これはあくまで本格焼酎を水やお湯で割った場合のことで、清涼飲料水等で割ればすぐに30〜50Kcalが上乗せされますので、カロリーが気になる人は要注意です。 また、いくら低カロリーの酒でも、多く飲めばそれだけカロリーをとることになるではいうまでもありませんそしてアルコールには食欲増進の作用もあるので、肴はなるべく栄養補給に役だつもので、かつカロリーの少ないものを選ぶようにしましょう。
《酒のカロリー》
飲酒時の量(ml)×(飲酒時のアルコール度÷100)×0.789×5Kcal
元のアルコール度×酒の割合=飲酒時のアルコール度
(25度焼酎6にお湯4をくわえるとき 25×0.6=15)
《1日に必要なエネルギー》
(身長(m)×22)×(体重1kgあたりのエネルギー)
体重1・あたりエネルギー=軽労働:25〜30Kcal中等度労働:30〜35Kcal
重労働:35Kcal以上
本格焼酎・泡盛の健康性の背景
本格焼酎・泡盛は清酒と同じような酒席で、同じように飲まれます。蒸留酒でありながら醸造酒と同じように飲むことのできる酒は世界的にみてもほとんど例がありません。蒸留酒といえばアルコール度が高いもの、長期に熟成させたものが 上等なもの、と思われています。ところが日本の本格焼酎のアルコール度は一般的なもので25度です。世界の蒸留酒と比較してきわめて低く、この低いアルコール度のものにさらに水やお湯を加えて10〜15度程度にして飲みます。
また、ウイスキーなどのように樽で熟成させることもこれまであまり行われていませんでした。本格焼酎は出来たてでおいしいので、熟成させる必要がなかったのです。樽の香味に頼らず、自然の味わいを重視してきた本格焼酎だからこそ、料理の素材によく合い、いろんな料理の味を引き立ててくれるのです。本格焼酎・泡盛はこれまで酔い覚めがいい、二日酔いしにくいといった健康性が評価されて広く飲まれるようになりました。
世界の蒸留酒がアルコール度の高さと健康との関係が懸念されて苦戦しているなかで、日本の本格焼酎だけは逆の理 由で高い評価を受けてきたのです。そして、この本格焼酎・泡盛の健康性は誰が宣伝するでもなく、愛飲者の実際の飲酒体験を通じて、自然に生まれてきたところが昨今の健康ブームとは異なるところです。本格焼酎は世界の蒸留酒が抱える難問をいち早く解決した先駆的な蒸留酒でもあったのです。近年明らかになった本格焼酎の高い血栓溶解能は驚くべき発見でしたが、本格焼酎・泡盛の健康性の大元はその飲酒スタイルにあるといえるのかもしれません。
低濃度の焼酎をお湯割りで飲み、肉、魚、野菜なんでも合い、薄めても味は薄まらない濃醇な味わい、酔いに応じて自在にアルコール度を調整できる自由さ。そこには蒸留酒で清酒のように飲める蒸留酒、つまりきわめて日本的な蒸留酒を作らざるを得なかった焼酎の産地の知恵と執念が隠されています。
百薬の長 酒の効用を生かすために
食欲増進効果、催眠効果、ストレス緩和効果は酒の一般的効用として、よく知られています。また人間関係を円滑にし、地域や国の文化の重要な一翼を担い、儀式や諸行事になくてはならないものとして社会習慣の維持に貢献しています。これらの効果は酒全般に共通することですが、食欲増進してつい食べすぎたり、酒との相性ばかり考えて偏った肴を食べていれば、効用も弊害になってしまいます。
ストレス解消の名のもとに体のことを考えずに飲みまくるのも問題です。酒の効用を生かすためには、体に優しい飲み方や、場の雰囲気を壊さないルール、気遣いが必要になります。とりわけ日本人は仲間とともに語らいながら長い時間かけて飲むことが大好きです。そこには、精神的緊張の度合いが高く、コミュニケーションが苦手で、酒が入って初めて自己開示ができるという日本人の特異な民俗性が反映されているといわれます。
おいしい酒や楽しい酒はつい飲みすぎてしまうものです。となれば、日本人なりの飲酒スタイルを考える必要がありそうです。 日本的な酒の飲み方は、料理を食べながら、仲間とともに、長時間、それものべつまくなく飲みつづけ、かつ無礼講といった特徴があります。よほど気をつけないと、効用が弊害に早変わりしそうな飲み方です。効用に留めるためには次のようなことが大切になります。
1、アルコール度は15度以下で、自分の好みの濃さ、2、酔いの程度に合わせて、アルコール度を調節する、3、間をとりながら、楽しく発散しながら飲む、4、肴はバランスよくとる、5できれば暖めて、6、酒の無理強いは禁物、7、切り上げどきが肝心。となれば、酔いの程度に合わせて自在に飲み方を変えることができて、いろんな肴との相性がよく、下戸も上戸も同じように楽しめる本格焼酎は日本人にピッタリの酒ということになりそうです。
日本酒造組合中央会「 本格焼酎と泡盛 ヘルシーサイエンス」より
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